厚真町立浜厚真小学校

大正14年12月16日開校   昭和56年3月31日閉校


平成22年8月訪問



JR浜厚真駅前から道路を挟んだ「浜厚真生活会館」を遠望する
駅はあるが 現在その周辺の建物は少ない

この浜厚真小学校の開校はこうである
以下厚真町史より
当時部落には明治32年7月
浜厚真簡易教育所が設置されていた
しかし北海道鉱業鉄道金山線開通により
上厚真地区に市街地が形成され
大正14年9月
周文(現上厚真小学校位置)に校舎を移転することとなった

そのためこの浜厚真に教育機関が無くなり
新校舎へ通学するには不便なため
旧校舎を使用しここに浜厚真特別教授場を設け3学年まで収容した









浜厚真生活会館の建物
奥には浜厚真八幡神宮の鳥居が見えている
そして右手に









逆光で見づらいが広々とした空間
すぐ手前 そこに何かが立っている









道路に背を向けて立つこれは









浜厚真小中学校の門柱の片側である
広々した敷地と神社と地区の会館
ここが跡地かと考えたが
なぜ校門が道路側に背を向けているのだろうか









先ほどのJR浜厚真駅
数ヶ月前にこの小学校の位置について
下調べしていた事をすっかり忘れていた

昭和50年撮影の空中写真には
駅裏に学校がはっきりと写っている
そこは現在気づくはずもないほどの広大な草原と化している

せめてこの調査時
ホームへ入って周りを眺めて見れば良かったのだが
そう言う時に限って列車がホームへ入る寸前
到着を待つ迎えの車も止まっていたのでここからの撮影に止めた









国道から集落のある方へと入り込むと浜厚真の駅がある
途中踏切を渡らないとならないのだが
その踏切直前に廃道と化した駅裏へと続く道
正しくそこが学校への通学路であった
いつか再訪してじっくりと調査したいものだ
草生し方からして雪解け時期しかないだろう

浜厚真中学校は昭和26年4月開校併置
閉校が小学校より一足早い昭和55年3月
翌年上厚内小学校へ統合のため
昭和56年3月31日をもって浜厚真小学校は閉校となった





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