別海町立大和小学校

明治40年2月?日開校   昭和50年3月31日閉校


平成20年5月訪問



別海町が有形文化財として保存している
旧国鉄標津線奥行臼駅

国鉄時代の木造駅舎の多くが廃線や老朽化で解体された現在
外観の改装もなく 当時の状態で残されている事が貴重であり
国鉄好きにはたまらないものがある

しかもこの施設の特筆すべき点は
構内のホーム・線路また倉庫等も保存され
その時代に戻ったかの感覚を覚える風景を止めているのだ









その国鉄奥行臼駅前から
昭和初めに簡易軌道が敷設されており
道を挟んだ斜め向かい側には
その駅舎詰め所・機関車・機関庫・ターンテーブルまでもが
町によって保存されていた

別海村営軌道風連線
昭和46年3月廃止

北海道の歴史の一部を物語る非常に貴重なものである









写真左手に別海村営軌道風連線の施設が残り
奥の右手に国鉄奥行臼駅跡がある
正面が駅前の風景であるが
往時は立ち並んでいた住宅や商店等のそのほとんどが撤去され
現在は非常に閑散としている

その大和小学校は写真すぐ右手の小高い丘の上








入り口には背の低い木製の門柱があり
奥にはここ最近建設されたような
奥行会館がある









会館横の広場 校庭跡のようだ









奥へ進んでいくと 古びた木製のバックネットが建っている









その支柱を見ると電信柱の再利用のようだ









笹藪に取り込まれる遊具達









バックネットの奥にある木造の建物
小学校当時からの何らかの建物であるようだが
何かは判らなかった


開校時は奥行臼尋常小学校
昭和6年には人口減で一旦閉校となる
国鉄標津線が敷設され奥行臼駅が開駅されると共に
昭和8年大和特別教授場として再度開校する

しかし再び人口流出による児童減少で
昭和50年4月より
別海中央小学校と上風連小学校へと統合し閉校する





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