平取町立振内高等学校

昭和26年?月?日開校   昭和50年3月31日閉校


平成23年10月訪問



国道237号線から振内小学校の入り口
奥に小学校がある









現役の振内小学校を横目に奥へと進むとプールやテニスコートが









テニスコートの奥にはブロック作りの平屋の建物が









近づいてみる
古びた良い感じの建物









一線の小規模な建物である









テニスコートのフェンスぎりぎりになってしまったその建物









平取町史にある振内高等学校の写真と全く同じ建物であった
どこにあるのかと色々探していたが
こんなところに残されていたのか

以下平取町史より
この高校に通学していた生徒の大半は
同地区にある三晃合板会社に勤める勤労学生であり
そのため従業員と生徒の募集は 会社と学校が共同で実施していた

第二代校長遠山氏は募集活動の様子を次のように述べている
毎年秋から冬にかけて三晃合板の工場長と共に従業員兼生徒の募集に出かける
遠くは根室管内まで
・・・生徒募集の停止を免れる道としては数の確保しかない
これが過疎地帯にある定時制高校の実情だ

過疎が進行する中 地域の基幹である合板会社の同行が
振内高等学校の行方を決める構造になっていた
ドルショックの影響により安価な外国材が輸入され
国材を扱う業者は撤退を余儀なくされ
三晃合板会社も昭和47年8月 振内工場の閉鎖を決めた
昭和48年11月に生徒数は31名と減少し
ついに翌年生徒募集は停止となった

昭和50年3月 閉校式が行われ
24年間で350人の卒業生を送り出しその歴史に終止符を打つ
新年度から平取高等学校に吸収合併された





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