遠別町立大成小中学校

大正5年5月8日開校   昭和57年3月31日閉校


平成20年5月訪問



遠別町立東野小学校跡地から約9キロ
道道688号線沿い4つ目の廃校 本当に遠く感じるものである
この時は山菜採りらしき車を数台見かけたのが唯一の救いである
でなければ かなり心細く感じただろう

遠別方を振り返って撮影
左手に何かが倒れている









先ほどの倒れていた物に近づくと









校門であった









片側は笹藪に埋もれながらもそのまま残されている









薮化したその奥をよく見ると
大成小中学校・・・と書かれた木製の碑を発見









あまりの笹藪に掻き分けて確認する気になれない
裏側には昭和57年3月廃校に寄・・・
大成・・・









回旋塔の錆びた支柱も残っていた
小学校があった証である









跡地を何かに利用しているのか
車が出入りしている痕跡がある









敷地に入って校舎のあった辺りを見ると
育つ若木の隙間に何か見えている









若木の裏手へまわると 何と
朽ちた校舎が残っているではいか









校舎は一部ブロック造りだったのだろう
木造部分は残念ながら完全に倒壊したようだ









校舎寸前まで木が育って来ている









玄関だった部分の前に来てみた
上部に残る電球が入り口だったことを物語る









内部はこの状態
雪国は廃墟になった建物を保存させないのだ









窓から教室を覗いた風景









黒板は ただの板へ戻ってしまった









ブロック造りであってもここまで朽ちてしまうものなのか









学校現役の時代
通学する子供達は熊除けの笛を吹きながらだったという
最寄りのバス停が1つ手前の廃校 東野小学校前にある
それほどの過疎地

昭和52年と同55年には児童数1名
中学校は昭和52年から生徒2名となり
同55年には休校となってしまう

昭和56年に遠別町立中央小学校大成分校となり
同57年4月 中央小学校に統合された





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