遠軽町立新遠軽小学校

昭和２２年１２月１５日開校　　　昭和４０年３月３１日閉校


平成１９年１１月訪問

自衛隊遠軽駐屯地
その敷地の脇から裏手の山へと上って行く林道

幾度も左右に曲がりながらこの道を進んで行く

ただの小さな山の中を進んで行くだけの風景
なぜこの先に居住する事を考えたのだろうと考えてしまう

ここ新遠軽は戦後の開拓地であるようだ
子弟は遠軽小学校へ通学
しかし当時の新遠軽地域からの通学路はそれらしいものもなく
大変な苦労をして子供達は通ったようだ

当然住民は学校設置の陳情をし
昭和２２年
住民総出役で労力奉仕を重ねて堀建小屋を建築し仮の校舎を完成した
その後新校舎建設のためさらに住民が協力し
昭和２４年待望の校舎が完成した

さらに進んで行くと木々が途切れ一旦開けた風景となる
そこの左手

ご覧の看板が立てられているような場所である

そこにわずかな草地があるが
ここがその新遠軽小学校跡らしき場所
この手前から左手へ分岐する道があり
その先に小さな集落があったようだ

訪問時その先へとある程度進んで行ったのだが
とある理由で最奥地への到達は断念した
そのため現在その地がどのようになっているのか確認は出来なかった

昭和３８年に入ると農村からの人口流出が現れ
この地域でも離農が目立ち更に出生率の低下などにより
新入生の見通しが全くたたなくなる
残っていた開拓農家も営農に見切りをつけ離農し
昭和４０年３月　新遠軽小学校は１６年の短い歴史に幕を閉じた

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