羽幌町立上羽幌小学校

明治39年4月16日開校   昭和46年10月31日閉校


平成19年5月撮影



羽幌市街地から上羽幌への入り口
現道道747号線から右手丘の上へと続く旧道が
廃道化して残っている
ここを上がって行くと 目指す上羽幌小学校跡があり
往時は炭鉱住宅が広がり 郵便局や派出所もあった









先ほどの道が廃道化しているため
現在もわずかな住人のいる上羽幌集落の方から
入り込む道を探して上っては来たが
舗装道路は草に覆われてきており
沿道に立ち並んでいた住宅などは全く残っておらず
元の自然へと帰りつつあるようだ


そんな所を進んで行くと
ブロック造りの構造物が見えてきた









そのブロックの壁のような場所に近づくと
なんとそこには学校ありを示す錆びた標識が残っているではないか
どうやらこの先が上羽幌小学校跡のようだ









その先には 今となっては何であったのかは解らないが
このようなコンクリートの基礎が木々の間に見え隠れしている









そしてそれらのすぐ先には朽ちた大きな建物の残骸が
ネットで調べてみると
どうやらこれは中学校のトイレ跡らしい

昭和26年12月に開校した中学校も
羽幌炭鉱の昭和45年11月の全山閉山により
翌年9月4日には児童数ゼロとなり
小学校の閉校に先立つ昭和46年9月30日をもって閉校となる









こちらは完全に崩れてしまった木造の旧体育館
光に反射して白く写っているのが崩れた木の壁部分









この基礎は新体育館のものらしい
ほとんど住居などの遺構が確認出来ないこの高台に
学校跡地付近だけにこういった基礎や
崩れた建物の残骸が多く残っているのは
廃校後も学校はある程度の形を止めて残っていた証ではないだろうか

結局この場所から先 車の方向転換する場所が見つからず
最初の廃道化した道を下りる事になってしまった





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