浜頓別町立宇津内小学校

大正10年3月20日開校   昭和48年3月31日閉校


平成20年5月訪問



浜頓別町下頓別の集落から
ウツナイ川に沿って西側の奥へと進んで行く

この学校跡地へ向かう途中は 数軒の建物しか確認出来ない









中心地から5キロほどだろうか
舗装部分が途切れ 未舗装となる
その右手の空間が









学校跡地である









跡地に入り奥に目をやると
煙突が3本朽ちながら立っているのを発見









校舎の煙突だったのでは









その下にははっきり建物基礎が確認できた
はやり宇津内小学校のものだろう
何故基礎と煙突だけが残されたのか不思議ではあるが









その校舎跡と離れた位置にも1本煙突のような物が
笹藪に確認出来た
昭和40年築という校長宅のものだろうか

この地域の入植は大正4年に始まる
入植者増による学童児童の就学を憂慮した有志は
地域の澱粉工場の一部を借用し児童24人の寺子屋式授業を開始した
大正10年下頓別尋常高等小学校宇津内特別教授場として認可

児童数は昭和10年度が最も多く58人であった
この児童増は頓別炭鉱の開鉱によるものである
しかしこの炭鉱は短命で閉山後は漸次児童数の減少をみる
木材資源の減少による営林署直営事業の閉鎖
農家の転出などによる過疎化で
昭和45年には児童数一桁台となり
町教育委員会は教育上の効果などを考慮し
昭和48年3月での閉校を決定した





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