本別町立下美里別小学校

明治３６年５月４日開校　　　昭和４５年３月３１日閉校


平成２１年６月訪問

閉校後３９年もの年月を経て残されていた貴重な校舎
校門の奥に見える風景には
それが消えていた

この事実を確認した私は呆然としてしまう
帰宅後調べると　解体されたのは昨年の秋

何度も本別町の調査を行う計画を立てたのだが
今年になってしまったことを悔やんでしまう

校舎が消えた事実を目の当たりにしたが
ここが本当に下美里別小学校跡だったのか
もしかして違うのか　などの期待をほんの僅かに持ち
門柱の校名を確認

ここで間違いないようだ

本当なら素敵な校舎が建っている位置に
小さな真新しい会館が置かれている

校門を抜けた脇に鳥居が

僻地小学校にある風景
都会ではなかなかお目に掛ける事が出来ないのではないだろうか
それだけ地域にとって小学校は大切なものだったのだろう

敷地に入り調べていると
隅に並んで立てられている石碑達
その台座の新しさから校舎解体時に移設されたのではないだろうか

「下美里別小学校統合記念碑」
本別小学校に統合した　いわゆる閉校記念碑

「頌徳碑」
大正６年に校地を寄贈された伊藤氏に対する
昭和３０年９月の
下美里別父母と先生の会建立のもの
その時にこの地へ移転したようである

そして「二宮尊徳幼時の像」
どれも台座が真新しいが　何故かこれが一番眩しく感じた
この像はかつては校舎の前にあったのである

建ち並ぶ石碑達と真新しい会館の建物

校舎跡に建っていたのは
「美里別中地区集会場」であった

昭和４５年４月　本別中央小学校へ統合となった

ｂａｃｋ