上ノ国町立大崎小学校

明治43年?月?日開校   平成17年3月31日閉校


平成22年5月訪問



上ノ国町大崎
日本海に飛び出したような洲根子岬の入り口に立つ
強い風に抵抗しながら 何軒か建つ集落の海側に古びた建物を見つける









入り口に校門などは見受けられないが木々の奥には古びたこの建物
大崎小学校がこの辺りにあったのは間違いない
しかし平成17年の閉校でこれほど古びた建物になってはいないはず









一見校舎のようでもあるが
雰囲気は違うものに感じる いったい何なのか









どちらかというと不気味な雰囲気に
割れた窓ガラスから中を覗く気にもならない









その建物左側に開けた空間があり
その隅には何かの大きな台座のようなものが









開けた空間からその建物を眺める
日本海から強く吹き付ける風と曇りの天候
この風景は寂しくも不気味な感じを覚えるのである









その開けた空間 空き地には何本かの標柱が立っている









見るとそこには「大崎小学校閉校記念樹」とある
この辺りに大崎小学校があったのは間違いないのだが・・・

調べると古びた建物は
旧米駐留軍兵舎跡
先ほどの大きな台座はレーダーの台座だといわれているようだ
そして大崎小学校は昭和44年火災で校舎喪失
その後この米駐留軍の食堂建物を再利用していたようだ

小学校校舎は記念植樹を植えたこの空き地にあったのだが
解体されていたのだ

それにしても
校舎横にあのような建物が残る境遇で通学する子ども達は
どんな思いだったのだろうか





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