上士幌町立黒石小学校

昭和28年11月?日開校   昭和45年3月31日閉校


平成20年10月撮影



糠平湖の電力所がある黒石平
かつてはその従業員家族の家々が建ち並んでいたこの地
発電所自体は稼働中のようだが
その集落は昭和53年上士幌町への移転に伴い
現在は住む人はいない様子
この景色には住宅等が建ち並んでいたことだろう
黒石小学校はこの地の住人達の子弟が通った学校であった









ちなみに昭和59年には写真の空き地辺りに
「糠平電力館」なるものが建設されたようだが
それも平成12年閉鎖されてしまい
現在建物があった形跡もない









国道273号線から黒石平のかつての集落へ入り込む
未舗装の道が残されている
そこを進んだ風景
学校は丁度この左手にあったようだ









その場所を見ると少し開けた空間が残されている
良く見ると何かの石が1つ









「小学校跡」
跡地を示す物であった
裏側を見ても残念ながらそれ以外の言葉は刻まれてはいない









何か残されていないかと探していると 奥にこの朽ちた外灯?が1つ
構造物がほとんど撤去され
生活があった事を感じさせない風景と変わった今では
この地に何かがあった事の証の1つではないだろうか









先ほどの集落への道を更に奥へと進むと開けた場所に出る
ここにも何かがあったのだろうか
実はこの右手側に
20数年前まで帯広から十勝三股へと続く国鉄士幌線が走っており
この住人達の為の黒石平駅があった









駅跡付近に来てみた
遠く帯広へ続いていた路盤跡が真っ直ぐに残っている









もう一度開けた場所に戻り
何か痕跡がないかと探していると









木々の隙間に先ほどの小学校跡と刻まれた石碑と似たようなものが









「黒石荘跡」
この2つの他にもまだあるのだろうか
いずれにしても現在は
全くといっていいほど集落があった事を感じさせない場所である





back

inserted by FC2 system