平成１３年に廃止された中越駅
駅舎は封鎖されているが ほぼ当時のままの状態で残されている
上川町立中越小学校
大正６年６月１７日開校 昭和４８年３月２４日閉校
平成１９年６月撮影
平成１３年に廃止された中越駅
駅舎は封鎖されているが ほぼ当時のままの状態で残されている
その中越の駅前から小学校の跡地を遠望する
国道パーキングの向こう側
工事関係の簡易事務所が建っている位置がそうだ
国道沿いのこの風景にも
かつては何件もの建物が建ち並んでいたことだろう
学校跡地の前まで来た
プレファブ建物が何棟かあるが
私の記憶では何年も前からこのような建物がここにあったと思う
片隅に跡地の碑が建っている
上川町は平成２年町内の廃校跡にこの碑を建立したので
何もなくなった今でもその地を見つけることが出来る
平成２２年５月再訪してみた
学校跡の敷地に建っていた工事関係の簡易な建物群は無くなっていた
前回も見てはいたのだが
再度跡地の碑の裏側を確認する
そこには「昭和十七年九月チカリベツ原野より移転」とある
天幕小学校が移転前の跡地にも記念碑を建立しているので
もしかしたらと そのチカリベツ原野を探す
上川町の中心へ向かって車を走らせる
何か石碑が ここだろうか
「中越官設駅逓跡」であった
ちなみに一番上の写真 ＪＲ中越駅跡の前にも同様の石碑があったが
そちらには「第二次中越官設駅逓所跡」とある
地図を見ると「知刈別川」なるものが国道から旭川紋別自動車道の方
奥から流れている
昭和３０年代発行の旧版地形図を確認すると
この奥に何軒かの建物がある様子
高速道路をくぐると未舗装の道が奥へと続いている
知刈別川を渡る
中越尋常小学校跡
あった！
こちらの裏手には
大正六年六月智来別施設教育所設置
昭和十七年九月中越三十六番に新築移転
平成二年十月 建立 上川町教育委員会
上川町もやるものだ
石碑の奥には
凄い薮の中に２㍍以上はあるであろう門柱らしきものが立っている
学校の校門だろうか 驚きの風景である
天幕小学校の移転前の跡地にも
このような不思議な背の高い門柱が立っている
跡地から少し進んで振り返った風景
右手に石碑が見える
それにしても平成２年に石碑が建立される前から
あの門柱が林の中にあったとしたら
何かの拍子でここを訪れてしまった者は
不思議な光景を見たに違いない