神恵内村立清川小学校

昭和23年?月?日開校   昭和40年11月30日閉校


平成23年5月訪問



神恵内村 トーマル峠
神恵内村と古平町を結ぶ 道道998号線の中腹に
今から半世紀ほど前まで集落があったと 誰が想像するだろう

道道にはその 「清川」 の名前が









清川トンネルを抜けると 冬場の雪よけ対策なのか
道路に立派なシェルターが設置されている









シェルターを抜けると左手に駐車スペースのような空間が









GW 峠の7合目辺りだろうか
道路沿いには まだまだ残雪が









冬季に除雪され 雪が集められた辺り
その残雪が深い場所に 何か石碑の上の部分が見えていた









「拓魂」
両脇にポールが設置され 石碑は守られている









台座が雪に隠れていたが どうにかそこの碑文を読み取ると

昭和23年 この地に神恵内小学校清川分校が
設置され 40年11月廃校に至る間 独立校舎の
建設 中学校併置等 困苦の中で開拓魂を燃や
しつづけた入植者一同を讃えて建立する
平成元年12月 神恵内村

これが清川小学校跡地の碑だったのだ









碑の横に立ち 裏手を眺めて見た
しかしどう見ても 山の斜面が続いているだけで
集落があったような平地が見当たらない









旧版地形図に「文」記号が見つけられなかったが
峠から一本延びる 枝分かれした道路に建物が数軒書かれている
そこの地に間違いなく清川の集落
そして50年近く前に廃校となった清川小学校があったはずだ

そこは先ほどの小学校の碑から少し神恵内村へ戻った位置
先ほど紹介したシェルター脇に
続く道が見えている









進んで見ると 春先の雪解けで道路はぬかるみ
熊の恐怖もある
私の車ではこれ以上の進入は無理と考え 止めて少し歩いてみた
目の前に 今はおそらく自然へと帰るその空間が
そこには何か残されてはいないかと 歩いてみるも

写真は入り口
ここからある程度の距離はある
車を止めた位置に戻るにも距離がある
おめざめの熊の恐怖もある
峠を通る車も見当たらない

相変わらずのこんな位置での断念に
私の小心さ加減を思い切り発揮したな
と恥ずかしながらの報告作成であった

ご覧の皆様 物凄い中途半端ですみません
いつかこの地にご一緒して下さい 汗





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