共和町立旭小学校

昭和26年10月1日開校   昭和44年3月31日閉校


平成21年10月訪問



通学区を幌似原野一円として
明治36年に開校した小沢第三尋常小学校
しかし児童数減少により大正11年に廃止となる

戦後樺太よりの引揚や静岡県からの入植者により
既存の農家合わせて28戸までになる
部落の子弟は小沢第一小学校に通学するも
遠距離と冬期間の通学困難から
部落一丸となって学校新設の請願に熱情を傾けた
村理事者・村議会共そのたくましい開拓の村づくりの熱情に動き
遂に学校新設の運びとなったのである

昭和26年10月
ここに29年ぶりで小沢第三小学校が開校された

写真は国道5号線ワイス温泉付近から道道604号線を進み
小沢中学校跡地の町道を上りきった位置との交差点を振り返って撮影
無人となったと思われるこの下ビラの地区
道路は改良され当時と様子はかなり変わっている
かつての道路は右手の廃道と化した部分である









ここから奥500bほどだろうか
昭和30年4月1日に共和町立旭小学校と改称された
その学校の跡地がある

国道5号線からこの位置まで約6キロ
その間道道沿いには全く建物などないが
綺麗に整備された舗装道路だけが続いている

この場所を探し当てるのには苦労した
道路が改良されていた事と
何しろ辺りに全くひとけが無いのである

今回が2度目の訪問
30分ほど探して諦めかけた時
やっと見つけたのであった









いつごろ廃道になったのか判らないが
昭和52年の空中写真では まだこの道が現役で
学校の跡地には何か小さな建物が残っている









地面は平らではあるがもちろん未舗装で
かなりの泥濘に









いよいよ歩ける場所も確保出来ない状態で
ただの深い笹藪となってきた









学校跡地の辺りまできた
正面右手がそうである
校門など残されていないかと探そうとしたが
この笹藪では早々に断念









学校敷地内へ続いていた道を見つけ進んでみる
熊笹のトンネルとなっている









やっとの事で半年間探していた旭小学校の跡地へ来ることが出来た
校庭跡だったと思われる空間は草生しているが
まだご覧のように開けた状態









遊具施設等ないのかと探してはみた
春先の雪解け時期なら何かを確認出来るのかもしれない









一段高くなった位置に校舎があったと思われる
昭和52年の空中写真に写る小さな建物もこの位置にある
上って何か残されているだろうかと調べようとしたが
やはりこの風景に断念してしまった









道道に戻り学校があった位置を眺める
正面の林の中にそれはある





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