増毛町立歩古丹小学校

明治25年10月1日開校   昭和46年3月31日閉校


平成19年5月撮影



増毛の町から増毛国道を雄冬に向かう
昭和56年までは陸の孤島だった雄冬
この国道が開通するまでは
増毛からの船による定期便でしか訪れることは出来なかった

その途中 海岸線にある歩古丹という小さな集落
今では住む人もいない









写真中央の崖の裏側海岸淵に
歩古丹小学校跡があるようだ
左上に見えている青い橋が現国道
跡地へは船での訪問か崖を下りるしか方法がない









国道から学校跡地を探していると
「歩古丹」というバス停を見つけた
乗降する人がいるのだろうか









時刻表を見ると
雄冬行・留萌方面行合わせて1日6本ある
この辺りに住む人でもいるのだろうか









旧道トンネルが 山肌にぽっかりと口を開けたまま残されている
そのトンネル入り口には
「歩古丹トンネル」の名前が付いていた









写真正面にある「夕観橋」から学校跡地を見下ろすことができるようだ









見下ろしてみた

なんと信じられない場所に校舎らしき建物が見えるではないか

この崖を下りて訪問した方がいるようだが
この景色を見てとても無理だと断念した









荒波・風雪に耐えた校舎が朽ちながらも残っている









少し違う角度から見下ろすと
玄関のようなものも確認出来る


撮影している私の後ろは国道
留萌や札幌方面へ行き交う車が何台も通過している
しかしその国道の遙か下の海岸淵に
かつて集落があり 今でも小学校の校舎が朽ちながらも残っているとは
だれが想像するだろう









昭和40年5月12日落成の新校舎
住民が他の地域に移住し在籍児童皆無となり
昭和43年校内に設置された増毛中学校歩古丹分校も
わずか3年で小学校と共に閉校となる


ということは今では朽ちかけたこの校舎も
わずか6年の使用で終わったということだ
綺麗だった校舎が 人知れず朽ちて行ったのか・・・





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