三笠市立旧幾春別小学校跡

昭和50年6月1日建築   平成17年4月1日移転


平成23年5月訪問



旧幾春別駅前の奥 奔別炭鉱のあった丘の上に
幾春別小学校と奔別小学校が並んで建っていた

往時の三笠の繁栄を 正に物語る事と思われるが

小学校が2つ並んで建っているほど児童数だったのは
全国的にも大変めずらしい事ではと思う









しかし炭鉱の閉山により
昭和48年4月 奔別小学校を統合し
その後 昭和50年6月1日 新校舎が完成し
奔別の高台から幾春別の住宅地奥の この位置に移転したのである









平成17年3月に閉校となった幾生中学校の校舎に さらに移転したため
約30年間使用したこの校舎は
訪問時未利用のまま ひっそりとしていた









敷地内を調べてみる
「愛と和」 子供の像









台座裏を確認すると
奔別小学校開校二十周年を記念してこれを建てる
昭和四十三年十月六日

統合した小学校の開校記念碑を 統合校に移設するのも
見たことはほとんど無いと思われるが

さらにその学校が移転した地まで持ってきたのはおそらく
これしか確認出来ていないはずである









さらに調べると こんどは少し大きめのオブジェ









子供達の手形足形がはめられている









裏側の銘板を見ると
「未来を開く手 郷土を踏みしめる足 この子らに光りあれ」
一九九五年十一月五日 幾春別小学校 開校二十周年記念 協賛会

奔別小学校と統合した時
一度新たに開校していたのだ
その20年後の記念碑









奥にプール跡を見つける









廃校跡地で見つける プール跡が
一番寂しさを感じさせるかもしれない









帰り際
校門を抜ける位置の 木陰にひっそりと置かれていた児童の作品
トーテムポール
幾生中学校跡地に移転した時は
これらの全てを移設することは無かったようだ

移転後わずか6年での閉校を 予測していたかのように





back

inserted by FC2 system