魅惑の木造校舎
音別町立霧里小学校

平成18年5月4日訪問




 平成18年、GWに開催されたwebsite「廃。」管理者shika様主催の、尺別・雄別炭鉱合同探索に参加した時の事です。2日間に渡り行われたオフ会の宿泊所が、この霧里小学校跡地を利用したキャンプ施設「YAMANONAKAカムイミンタラ」でした。
 この地は旧音別町北西部、JR音別駅正面の道道241号線を12キロほど進み、二俣の集落を左折し道道500号線を奥地へ向かうこと8キロ、二俣の集落を過ぎると次第に民家が無くなり、最後の民家から4キロほどあったのではないでしょうか。舗装道路も丁度学校跡地で途切れ、あとは林道に。ここに学校があったほどの集落が存在していた事が不思議な地でした。











 そして見えてきた校舎。
 当時はもちろん廃校にも興味があったものの、今ほどではなかったのですが、それでもこの風景にはかなり感動したものです。おそらくどの様な人をも引きつける魅力が、小さな木造校舎にはありました。
 閉校は昭和42年3月31日。その後放置されていた校舎を、本州から渡って来たキャンプ場のオーナーさんが、道内の奥地をまわりここへたどり着いたそうです。校舎を借り受けるのに苦労したお話を聞かせて頂きました。そして傷んでいた昭和28年築の建物を1年掛けて補修し、キャンプ場としてオープンしたのが閉校から24年後の事でした。











 今まで各地の廃校をまわり宿泊施設として利用されたものにも出逢いましたが、実際宿泊したのは現在もこの校舎だけなのです。今思い出しても廃校好きにとって夢のような一時を過ごせたと思います。素敵な仲間と素敵なオーナーさん・・・。

 それにしても玄関上部の学校名と校章、昭和ですね(^^)

 霧里小学校の報告はこちら
 
音別町立霧里小学校





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