ニセコ町立福井小学校

明治38年5月1日開校   平成2年3月31日閉校


平成21年5月訪問



国道から急な坂を上り 見上げるような高い位置に
この校門があった
訪問時は日没間際
やっとの事で撮影し国道からの写真を取り忘れてしまう
校門の先には素敵な校舎が残されているようだが
外観が改装されて居る様子

この門
昭和57年発刊のニセコ町史に
昭和5年当時の写真が掲載され同じものに見えるのだが
何故かこちらの方が背の高さが短くなっている
縮んだのだろうか









とりあえずお約束の門柱の学校名を確認









その表札は外れかけ
側面下部に制作者の連絡先と名前が確認出来る
こうなっているとは初めて知った

一方の門柱のこの部分には 外された窪みがあったが
昭和22年から同43年まで併置されていた
福井中学校のものが付いていたと思われる









素敵な木造校舎が残されてはいたが
近寄ると新しい外壁に古さを感じない
現在は「福井地区コミュニティセンター」として利用されている

調べてみるとなんと平成17年まで閉校時のままの校舎を使用していたとのこと
農林水産省の国庫補助を受けたため
現在のように改修工事が行われたようだ

地域の人達には申し訳ないが
残念である









校舎対角線の位置に残されたバックネットは
改修されることなく古びていた









敷地隅には閉校記念碑も









舗装道路が整備されているこちらが現在の入り口
駐車場まできっちりと設置されている









表札のような所には
「森林つくり交付金」とある
これでこの外観となったようだ









裏側から
形的には学校校舎そのままなのだろう
解体されなかった事はうれしいがやはり間に合いたかったものである









しかし校舎裏側にはこの建物
木造外壁のままの学校の一部と思われる物が残されている









ほぼ消えかけているが入り口の上には
「福井地区センター」の名前が
学校現役時代はこの建物をコミュニティセンターとしていたのだろう









その建物裏側から
おそらく平成17年の校舎改築前は
そちらもこの素敵な外観だったのだろう









傍らには木製枠の古いブランコが佇み
絵になる風景が残っていた

平成2年4月 ニセコ小学校へ統合





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