狩太町立王子小学校

昭和2年2月2日開校   昭和36年3月31日閉校


平成21年5月訪問



ニセコの中心から3キロほど西へ
尻別川沿いの農家住宅の裏手
そこに未舗装のご覧のような道があるが
そこを1.5キロほど進んで行く









川と崖沿いの心細い道を進んで行くと
開けた風景が現れる
そこは現在農地 入り口に一軒建物があるが
農作業の時だけ使用している様子









畑を横目にさらに進んで行く
旧版地形図ではこの両脇に建物が並んでいる









そこには幾つかのコンクリートの残骸が確認出来る









現在は農地だが
この風景に王子小学校は建っていた


大正15年
王子製紙株式会社苫小牧分社が
ニセコアンの高原と尻別川流域の低地に
第二発電所を新設創業するために従業員の住宅を建て
小部落を構成した
その子弟のために 私立校舎を新設することとし申請すると
昭和2年1月設置認可となり2月2日歓喜の裡に開校式を挙行した
昭和16年4月1日より公立の王子国民学校となる

しかし昭和34年に至り 会社が尻別発電所の合理化を行ったため
従業員が激減し児童数も減少
30名いた児童数も昭和35年には4名となり
昭和36年3月 狩太小学校へ統合のため閉校となった









そのすぐ先にある今も稼働中の尻別第二発電所
勿論関係者以外立ち入ることは出来ない





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