置戸町立春日小学校

大正6年7月23日開校   昭和38年3月31日閉校


平成21年4月訪問



置戸町西部勝山から南下すること約6キロの小さな集落春日
進んで行くとその奥に学校跡地がある

そこには古びた校門と
跡地の碑が









最近塗り直されたのであろうか
くっきりとその文字は浮かんでいる









校門は古い意匠のもの
こんなに素敵なものが残されていた事がうれしかった









それに付いていた学校名の一部は
残念ながら欠けている









校門を抜けると校舎らしき建物が
広々とした空間にぽつんと佇んでいる









その空間は夏場は牧草地なのだろうか









町史にある写真と同じ建物
しかし右手に繋がる部分は解体されたようだ

その置戸町史によると
昭和25年校舎の老朽化甚だしく町費25万円で
地区住民の奉仕により新校舎を竣工させた
同31年2月不慮の火災により全焼
校下父兄を驚愕させたが
同年ただちに復旧工事行いブロック建ての立派な校舎が完成
校下を喜ばせた

しかし複式では十分な教育効果があげられず
通学の足さえ確保出来れば単式校に統合することが望ましいと校下が納得
常上小学校と共に昭和38年3月をもって
勝山小学校に統合した

と言うことはこの一部残る貴重な校舎は
わずか7年しか利用されなかったわけだ









玄関の扉は外れたままであるが
農作業の休憩所か
倉庫としてでも利用されているのだろうか

校舎内部に進入する事はないので
中を確認していない









農作業道を歩いて裏手から眺めて見た
広々とした敷地
山裾に寂しく校舎が残されている





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