置戸町立拓実小学校

昭和34年12月?日開校   昭和47年3月31日閉校


平成21年4月訪問



「拓実会館」との看板が
奥に見える牛舎は廃屋である

ここは置戸町中心から南
国道242号線から町道へと入り曲がりくねる道を進むこと3キロほどか









先ほどの看板からすぐの場所に
学校跡地と思われるその会館敷地へと入る風景









敷地へ入るとすぐ右手に建立されていた立派な拓実開拓記念碑
小学校閉校の碑ではない









そこから振り返り眺めた拓実会館
かつての校舎なのだろうか









敷地の隅には かなり錆び付いた遊具達が
いかにも小学校のものである









会館建物の方であるが何せ閉校から35年
正面から眺めると校舎らしくもあるが
そうでもないような









会館の玄関前にはこの岩
そこには見づらかったが
「置戸町立拓実小学校」と刻まれている
閉校記念碑か と裏側を良く見たが
それ以外の文言は何も刻まれていない









「拓実会館」
玄関の扉は木製の古びたもの









その玄関内をガラス越しに覗くと
いかにも学校の雰囲気を残しているではないか
やはり校舎だったようだ
是非とも内部を拝見させて頂きたいものである









窓の感じからすると外観は改装されている様子









裏手から見ると
奥には正しく体育館と思われる建物があった

拓実地区は昭和23年道有地の開放により
同24年開拓25戸が入植することによって集落を形成した
昭和30年代に入り子供達が学齢に達し置戸小学校へ入学
しかし低学年にとって9qの山坂を超える通学は過酷であり
地区の父母は学校開設を切望した

町では国鉄池北線の簡易乗降場設置を考えたり
町のジープに児童を乗せるなどの工夫を試みたが
問題解決に至らず
昭和34年12月拓殖実習場の旧施設を利用し
拓実小学校を開校した

この小学校は地区父兄の熱望の末誕生した学校であるでだけに
歴代校長・教員は学校経営に意欲を燃やし
小規模校にも関わらず様々な実績を残し
置戸町教育を代表する学校として教育実践は高い評価を受けるが
児童の減少には勝てず
昭和47年3月をもって13年の歴史に幕を降ろす
閉校時児童数7名であった





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