雄武町立上幌内小学校

大正元年9月?日開校   平成2年3月31日閉校


平成20年4月撮影



「陸の孤島」と言われた開拓当初の上幌内に
学校が出来たのは大正元年九月である
と雄武町史のこの学校の説明は始まる

今は道道49号線と同60号線の交わるこの地域であるが
ここを訪れると「陸の孤島」といった雰囲気が
十分に伝わるのではないだろうか

現在どれほどの住人がいるのだろうか
上幌内に立ち並ぶ廃屋
朽ち果てず建つ建物が
最近までそこに住む人がいたのだろうかと思わせる









サイロであった構造物の風景
手前には崩れたその家屋の残骸が放置されている









こちらは非常に美しい旧上幌内郵便局の建物
かつての住宅部分に住む人がいるようだ
上幌内の貴重な住民の1人であるのではないだろうか









そしてその旧郵便局の道を挟んだ斜め向かい側に
大きな門柱が残されている
この奥に平成の時代まで現役で木造の大きな校舎があったことが
辺りの風景を見ると簡単には信じられない









薄っらと残る上幌内小学校の文字









もう一方には上幌内中学校が
中学校が併置されていたようだが
それがいつ閉校となったかは定かではない

Link先のHEYANEKO様からの情報で
上幌内中学校は昭和54年3月閉校であるそうです
ありがとうございました









その校門跡から郵便局を眺めてみた
他に見えている残り少なくなった建物は全て廃屋である









校門をくぐって振り返ると
しっかりとした建物が残っているがそれも廃屋のようだ









門柱の裏側に付けられていた立派なプレート
寄贈
上幌内開基六十五年
開校六十年記念事業協賛会
昭和四十五年十月十一日









校門を抜けるとすぐ右手に建立されている記念碑
裏側には「建立之詩」が刻まれている
当地上幌内を切り開いた先駆者達の偉業を讃え
上記門柱と同時に建立されたようだ









そしてここが校舎の建っていた場所
建物の基礎やその一部も確認出来なかった









奥には一軒の住宅があるが
敷地内にあるので旧教員住宅だろう









校門の横には小さな駐車場が造られたが
そこに立っていた看板には
「上幌内山の里パーキング」とあった





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