雄武町立上雄武小中学校

大正8年3月7日開校   昭和51年3月31日閉校


平成17年6月訪問



雄武町上雄武

辺りにはほとんど人の気配が無く
道道49号線を走る限りでは
学校付近に2世帯ほど 確認出来るだけだろうか

小中併置校にあることだが 校門左右の学校名が違っている
向かって左が「雄武町立上雄武中学校」
右が「雄武町立上雄武小学校」となっていた









3年後の平成20年4月に再訪した
閉校後大きく育った 木々の陰に隠れるようにして
辛うじて校舎は残っているように見える









校門を抜けすぐの場所に建っているのは
「上雄武福祉館」
地域住民の会館だろうが
どれほどの人が集まるのか疑問である

しかし定期的に使用されているのだろう 建物は綺麗に整備されている









敷地へ入ると
校庭跡のバックネット付近は 何故か土盛りされていた









奥には
春先限定と思われる タイヤのある風景がはっきりと確認出来る









その一段上には笹藪に完全に埋もれた鉄棒やブランコ等
遊具施設が錆び付いたまま放置されている









辺りの雰囲気からでは ここに学校があった事が不思議である
校庭跡地の一部は近所の人が使っているのだろうか
畑として利用されているようだ

そしてその奥には
昭和33年築 一部2階建ての
とても貴重な木造校舎が残っているではないか と思ったが









近づくと屋根は落ち 朽ち果てる寸前といった感もある









そして平成20年再訪時にもう一度近づいてみた









この入り口は児童玄関だったのか
それとも併設された住宅のものだったのだろうか

窓ガラス上には「昭和50年度犬」のシールと
「NHK」のシールが貼られている
これを見つけた時
閉校後この校舎跡に 誰かがお住まいだったのだろう

などと考えていたが
昭和50年は閉校年度なので 現役時代に貼られたもののようだ

この部分は併設された校長宅だったのか









前回の訪問よりさらに凄まじい状態となっている
恐らく数年後には木材の破片が広がる風景に変わってしまうのでは









先ほどの玄関から覗いてみる
屋根はほとんど落ちてしまっている









こちらは体育館部分
そこに繋がる渡り廊下が朽ち果てている









内部を拝見すると

何故か床が綺麗に撤去されている









そこから振り返りかつて廊下だったと思われる風景を

危険極まりないので立ち入らないでほしい

eiki様から掲示板に この翌年平成21年の様子をご報告して頂いた
なんと先ほどの「昭和50年度犬」の貼られた玄関の一部と
体育館の後ろ半分ほどを残して
建物は崩壊し
本当に 木材の破片が広がる風景となってしまったようだ





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