蘭越町立旭台小学校

大正4年6月1日開校   昭和48年3月31日閉校


平成21年5月未訪問



蘭越町の市街地から道道268号線を
奥ニセコ渓谷へと進んで行く
標高は上がり 美しい高原の風景が続く
地図上で旭台へと続く道は数本あるが
この写真の道路が最も近く しかも他は未舗装かもしれない
しっかりとした進入路と思われる場所から入り込もうと
この位置まで上って来たが









「全面通行止」
特に理由など掲示されてはいない
冬期間通行止めなのか
それとも道路が崩壊しているのか
ここから先2qほどの場所
離れた頼りない道から進入するしかないのか
それとも夏場にでも来ると通行出来るのか

いずれにしてもその学校跡地付近に住む人はいないようである









平成23年5月の後志地方調査の折
予定のルートでは少し遠回りではあるが 寄って見ようとゲートの前まで来た
おおっと 一瞬息を止めたが ご覧のようにそれは全開









綺麗な舗装道路に この時初めてこの道路を造っていた事に気がつく









道路脇で発見した朽ちた酪農施設
残されたブロックの壁とサイロ
「廃村」を感じさせる









道路は道道66号線として整備されている
正面が突き当たり そこにある案内標識には「←岩内 ニセコ」となっている
その突き当たり付近が 目指す旭台小学校跡地









突き当りにはひっそりと神社が確認できる
小学校がこの辺りにあるに違いない
それにしてもこの神社 今でも誰かに管理されているのだろうか









交差点に立って奥に続いている未舗装の旧道を眺める
左手には鳥居がある そして右手に斜めになった何かが書かれた標柱が









旭台小学校跡(大正4年昭和48年3月)
と書かれていた
ここだ しかし造成された道路の法面になんとか立つ様子に
もしかして と想像したのは
この道道66号線が学校跡の敷地を貫き 新に造成されたのではないかということ
工事関係者がこの標柱を完成後移動させたのでは
などと思いながら辺りを調べる









旧道の方へ進んで行く
この写真には写ってはいないが 鳥居から離れた奥に祠が確認できる
ただそこへと繋がる道は深い残雪に









歩いて行くとなんと 校門だろうか
片側は朽ち雪に埋もれて倒れている

帰宅後に空中写真や地形図を見比べてやはり本来の道路は
小学校敷地を回り込むように この写真を撮影した部分を通過していたようだ
旭台小学校無き今は その跡地を真っ直ぐ抜け 道路を完成させたのだ
この校門部分が架からなくて良かったのである









校門から学校の敷地内を眺めてみたが
木々が並ぶ風景が確認出来ただけである

沿革
大正4年6月1日 現字旭台211番地(閉校時所在地)に
第八南尻別尋常小学校湯山別特別教授所として開校
同6年6月1日 南部川尋常小学校として独立
昭和16年4月1日 字名改称と国民学校令により旭台国民学校と改称
同22年4月1日 旭台小学校と改称
同48年3月23日 閉校式 児童数4名





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