初山別村立大沢小学校

明治40年4月1日開校   昭和44年3月31日閉校


平成20年5月訪問



国道232号線
日本海沿いの美しい景色を眺めながら車を走らせる
大沢の集落
建物が一軒見えてきた









変わった雰囲気の建物であるが
これが大沢小学校のかつての校舎
残されていた理由は ここにお住まいの方がいるからなのだろう

手前の草生す空間が校庭跡のようだ









正面から
校章の部分は塗りつぶされたのか外されたのか
しかしはっきりとその跡が残っている

建物の前にあった校門は撤去されていた









小規模な建物であるが
このデザインは当時としては斬新だったのではないか









よく見ると国旗掲揚塔の台座部分が残っていた









校庭跡を振り返って
何もない小さな空間である









反対側から撮影
訪問時お住まいの方はここにいないようで
玄関に連絡先が貼ってあった
お会いできれば何か貴重なお話でも伺いたかったのだが

初山別村史を見ると校舎のこちら側に並んで校長宅が写っている
そちらは現在解体され何も残ってはいない

校舎は昭和34年10月築
円形ペチカが校舎中心に一基あり
水道施設は校舎東方約200メートルに水源地があり
湧出する清水を鉄管をもって導水
教室・職員室・便所手洗場に給水した秀れた施設であった
とある

昭和30年代50人ほどいた児童数も
閉校年度の昭和43年には7人となり
豊岬小学校へ統合し閉校となる

校舎は閉校後しばらくは 「大沢会館」 として利用されていたようだ
現在付近に住宅などの建物は 全く確認出来ない
いつの時代にか 会館の必要性がなくなってしまったのだろう





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