占冠村立湯ノ沢小学校

昭和21年9月30日開校   昭和38年3月31日閉校


平成20年5月訪問



南富良野町金山から金山峠を越える
しばらく走っていると右手分岐する道路手前に
「湯ノ沢温泉」との看板が









そこを通り越し少し進んで行くと
その「湯ノ沢温泉」の正面入り口が見えてきた









温泉入り口のアーチ
峠からここまでは一軒の建物も無いような場所なので
どのような施設なのか期待させる









アーチをくぐると すぐにこの橋を渡り小高い丘へと向かっていく









登りきると立派な温泉施設が見えてきた
この時は時間がなかったため入浴はしなかった
お湯も良さそうなので次回の楽しみに取っておこう









学校跡地を示すものは見つけられなかったが
この温泉に続く道路が旧国道
写真正面辺りに学校はあったのではないかと思う

現在この辺りは
先ほどの温泉入り口正面に
廃墟となった酪農の施設がある以外は何も見当たらない

学校開校時はどれほどの集落があったのかと
昭和38年発行の占冠村史を見る
昭和19年に製炭事業開設のため事務所をこの湯ノ沢に設立し
その時国道の両側は原始林で覆われ部落民は僅か2戸
現在でも跡地の碑が残る峠茶屋の関係者だったらしい

その後製炭事業の発展と共に焼子が多く移住したため
その各児童のために学校開校と至ったようだ

しかし製炭事業も長くは続かなかったのだろう
事務所の消滅による人口離散で閉校となる

学校があった僅かな期間だけ
この地に集落があったということか
現在それを偲ばせるものを見つける事は難しい





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