新篠津村立新篠津第五小学校

明治44年6月24日開校   昭和52年3月31日閉校


平成20年4月訪問



新篠津村史にある住所によると
36線北5号となっている
航空写真で確認するとこの辺り
写真右手の建物の場所が跡地と思うのだが
一般住宅があるだけでそれらしきものは全く残ってはいない

情報求めます









などと前回全く見当違いの場所を調査していた
何度も空中写真で学校跡地を探していたのだが
何故気がつかなかったのか

平成8年発行の新篠津村史を見ると
学校位置が39線北35番地となっていた
どうやらこの地に移る前 昭和31年以前の
村立武田小学校の跡地を探してしまったのかもしれない

昭和31年9月17日
新校舎が落成し学校名を
新篠津村立新篠津第五小学校と改称した
2年後の33年には高倉中学校を併置している

再び空中写真で探すと
すぐそばに一線の大きな木造校舎が写っていたのである
今回はその本当の跡地に立つ

現在校舎があった位置にはコミュニティセンターと保育所がある
保育所側からの撮影は 人もいたせいか
ためらってしまった









ここに木造の校舎があったはずである









校庭跡と思われる裏手の敷地を見渡すも
ただ広い空間があるのみで
学校があったような痕跡を見つけることが出来なかった

この第五小学校には特別な校史がある
明治44年
地域の有志が農場に特別教授場を設けるために運動し
第三小学校武田特別教授場として開校
しかし武田地区は毎年のように水害をこうむり人口が減少
児童数も減り学校を維持することが困難となり
特別教授場は閉鎖となる

戦後新しい開拓者が続々と入植し児童数も増え
再び学校設置の気運が盛り上がり
昭和22年 武田の36線北4号の集会所の場所に
新校舎が完成する
その年の10月12日 新篠津村立第三小学校武田分校としてよみがえったのである

その後校舎も移転し学校名も新篠津第五小学校としたが
村内5校の統合により
昭和52年3月に閉校となる
卒業生総数 450名であった





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