大樹町立大全小学校

昭和24年4月1日開校   昭和45年3月31日閉校


平成22年5月訪問



道々622号線 曲がりくねる歴舟川
近くには「神居コタン」という渓谷の景勝地がある
写真の道路を左へと曲がるとすぐ歴舟川を渡る尾田橋がある
付近は農村地帯 一軒の会館が建っている









会館の前に立つ大きな案内板には
「大光地区案内」とあり
会館の名前は「大樹町立大光福祉会館」となっている

ここも学校名と地名が違う









景勝地神居コタン 歴舟川沿いの道路は廃棄され
立派な橋が架けられている
地区の案内板の横にその改良された橋の銘板が
「平成21年改修工事完成によりプレートを寄贈される」 とご覧のように展示されている
旧橋のプレートを保存し 野外で展示しているのも珍しいと思う

開校の経緯はこの尾田橋が関係していると思われる
大樹町史には
昭和22年9月29日 尾田橋流出により
大全と尾田小学校との交通途絶のため
大全会館で尾田小学校教員が出張授業開始
翌年4月 大全会館で尾田小学校臨時分校として開設
とある









この会館の敷地といい
隣接する神社といい ここも学校跡地で間違いない
と廃校探索家にも思わせる場所

大樹町は本当に難しい









実は 本当の跡地は会館から道々を数百メートル南西方向へと向かった位置
現在は何事も無かったかのような なだらかな草原となっている









左側に見えている木々から山側に入った位置に校舎があった
撮影時確定出来ずにこんなに離れた場所から撮影していたが
その後の調査で 学校進入路にあった木だけが残っているようである

それにしても
そのまま学校跡地を利用して会館を設置するのが通例だと思われるが
ここにも何か理由があるに違いない
昭和45年3月閉校し 尾田小学校に統合した





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