大樹町立坂下小中学校

昭和１９年５月３日開校　　　昭和４５年３月３１日閉校


平成２２年５月他訪問

中札内村から道々５５号線を大樹町へと入っていく
相変わらず大樹町の廃校跡地の特定は難易度が高いのだが
ここもその一つ
坂下小中学校があった場所は現在「拓進」という地名となっている
大樹町は何時の時代にか大幅な地名変更でもしたのだろうか

大樹町へ入ってすぐの所を　道々から少々南へ入ると
この「拓進福祉ホーム」
使用はされているのだろうが看板はご覧の状態
上の写真にあるように敷地は狭いが
会館建物と隣接して鳥居　神社がある
正統な廃校跡で考えるなら　ここが学校跡地といった感じである

そこから道々へ抜けようとすると放置された古びたワゴン車
旧車好きにはたまらない逸品であると思われるが
使用できる様子でもない

初めて訪れた時は敷地の狭さから　本当にここだろうかと考えていた
そして帰宅後もう一度坂下小中学校の写真を見ると
学校入り口から並木道が続き　奥まった位置に校舎が見えている
全くこの会館のある風景とは違う

いつものように旧版地形図と空中写真で再確認しその秋再訪した
想像通りの場所を会館から数百メートル離れた全く違う位置で確認
現在はこの右手入口にある農家の方の私有地となっている様子

少し通り過ぎて学校へと続いていた防風林らしきものを見つめていた
昭和５２年の時点でも　空中写真で確認すると最早農地へと変貌して
全く学校があった痕跡が見つけられない

しかしこの木々の向こうにあった校舎の位置に立てば
もしかしたら何かを確認出来るのかもしれないが
農地に侵入できるわけもないし
するつもりもない
痕跡がある可能性も非常に低いだろう

大樹町の学校跡地を見つけるには　入念な調査が必要である

ｂａｃｋ