大成町立太田小学校

明治15年12月18日開校   平成13年3月31日閉校


平成22年5月訪問



日本海に面した大成町最北部の集落太田
小学校はその東方の山の中腹にあった
そこへと続く急な坂道
子供達がここを通ったと思うと不思議でならない









途中には教員住宅が
車でさえ大変な坂道
皆ここを歩いて上ったのだろうか









その地へ着いた
校門がお出迎えしている
がしかしその手前にフェンスが置かれ
門としての役目は果たしていなかったようだ









門柱に付く学校名から残されていた校舎を眺めた
素敵な建物である









山裾にひっそりと佇む校舎
非常に印象に残る風景である









体育館建物もそのまま残され
閉校時と何等変わらない様子

その校舎は昭和40年築
昭和38年9月の局地的集中豪雨により砥歌川が氾濫し
新築されたばかりの体育館が完全に流出し
校舎も1b以上冠水するなど多大な被害を受けた
と大成町史にはある

おそらくこの高台に建築移転した理由は
そんな所にあるのではないだろうか









「翔」
下には校歌が刻まれている

開校何周年記念碑だったと思うが記憶に無い









良い風景である









建築から45年の歴史を感じさせる校舎
閉校からの時を止め 静かに佇む









「太」の文字は閉校後に外れたのだろうか
昭和53年に町内中学校が統合されるまで
太田中学校が併置されていた
良く見ると「太田小中学校」との跡が見える









校章も木製 風化したのか輪郭がはっきりしない









校庭その向こうには









遠く日本海が見えている









そこから振り返ると奥は太田山
向こう谷間に通行止の未舗装の道路が続き
数キロ進んだ山奥には
消えた集落ヌタップ 平和小中学校跡地がある





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