稚内市立峰岡小中学校

明治42年5月29日閉校   昭和44年9月1日閉校


平成19年9月訪問



宗谷岬からオホーツク海側に面した国道238号線を南下
約10キロの場所 今は無人の地に峰岡という地名が残る

旧国道から海岸線へ向かい
そこから海沿いにかけてのわずかな範囲に
戦後の最盛時60戸の集落があった

しかしその後の漁業不振により
昭和44年には教員住宅合わせて8戸まで減少してしまう
そしてその9月 稚内市が移転費用を助成し
集落の解散 小中学校の閉校へと踏み切った

この風景は
現国道から38年前まで存在していたその集落へと入り込む旧国道
この先に道路が続いていたとは思えない状態になっている









少し進んでみたが完全に薮化してしまったようで
進入を拒んでいる
この先橋を渡り数百b先に学校跡があるのだが









なんとその橋は木橋で完全に倒壊しているではないか
しかもその先が国道だったとは想像も出来ない状態になってしまっている

辺りを見まわして到達する手だてを検討したが
ここへ来る直前の国道端に
今年の日付で「熊出没」の看板を発見したため
誠に残念であったが危険地帯を
笹藪を何百bも漕いで行くのは望まないところであった









崩れた橋をしばし呆然と眺め
いつの時代に廃道になったのだろうかと考えていた









遠くの山裾にかつて神社や学校のある集落があった

帰宅後調べると どうやら他にアプローチする方法があるようだ
次回の楽しみに取っておこう









平成20年5月
はやる気持ちを抑えつつ次回の楽しみがやって来た
しっかりと下調べしたそのアプローチ出来る入り口
一路その道を目指す









何と!

ご覧の様子
ゲートが張られているではないか









衝撃を受けながらも徒歩で跡地へ向かってみるが・・・

ここから約1q近くの道程
しかも熊出没地帯
泣く泣く断念してしまった









前回訪れた旧国道からの入り口へと戻ってみる
霧の彼方のかつての集落は
永遠に私を拒むのだろうか





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