夕張市立遠幌小学校

昭和23年11月1日開校   平成2年3月31日閉校


平成20年5月訪問



国道452号線を清水沢からシュウパロ湖へと向かう
途中にある遠幌の集落から北側へ進むと
小高い丘の上にこの学校はあったようだ

その跡地へと進入する道路の風景
何が残されているのかと期待してしまう









子供達には大変だっただろう と思われる坂道を上りきり
跡地へ入ると まず右手にある閉校の碑
台座部分には校舎の絵が刻まれた立派なものである









裏側には開閉校年が刻まれる









実はこの年の冬
テレビ等の報道で知ったのだが
放置された廃校舎が雪の重みで一部倒壊したとの事
そのためご覧のものが設置されたと思われる
さらに夕張市では早い時期に残された部分も解体する予定のようだ









春の若葉に隠されているが
2階建ての大きな校舎が目にはいってきた









近づくと壁は剥がれ歪み 確かに危険な雰囲気である









大きな建物を見ると最盛時の児童数を物語るようだ









建物から何か突き出した部分
玄関だろうか?と思って良く見てみる









正面から見るが玄関らしくはない









その前には何か建物があったような基礎の石が









そして注意深く見てみると
長く真っ直ぐに残された何かの基礎らしきものも

どうやら元々2線校舎だったものを
なぜか正面部分の校舎建物を解体し
裏手の1線を残したようだ
上の写真の突き出た部分はその校舎との通路である

一線だけ解体した訳は何なのだろうか
全て解体されていなかったおかげで
貴重な校舎を確認する事が出来たのだが









笹藪を漕ぎながら校舎裏手へまわる途中で側面を撮影








そして奥には
凄まじい状態でどうにか一部が建っている体育館があった
危険なため当然近づく事はなかったが
これでは解体も近いだろうと残念な気持ちで一杯だった

訪問2ヶ月後の平成20年7月
それが現実となってしまい 残念ながら全てが解体されてしまった





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