夕張市立福住小学校

昭和31年10月1日開校   昭和50年3月31日閉校


平成24年6月訪問



夕張市史によると
夕張市福住十七番地三区興亜寮跡地に
学級数十八学級の新設校として
夕張市立福住小学校を設置する
通学区域を夕張第二小学校校下の福住三・五・六区を分割して
福住小学校通学区域とする とある

僅か数百メートル手前には
その夕張第二小学校跡地がある
どれほどの規模の町がここにはあったのだろうか
ちなみにその第二小学校
福住小学校開校の6年前が最大の児童数で
2842人だった

閉鎖された夕張の石炭の歴史村沿いの道々
かつてはこの斜面に炭住が立ち並んでいた









上の斜面には炭住が数多く立ち並んでいたと思われるが
その全てが解体撤去された今でも
そこへと続いていた階段達が所々に虚しく残っている









福住小学校のあった跡地は平成6年に
「花とシネマのドリームランド」として整備された
そこへとつながっていた道路は現在封鎖されている









見るとゲート閉鎖の理由が掲示されていた
現在道路が数カ所で崩落しているようだ









福住小学校跡地への到達は諦めて
かつての炭鉱施設群のあった谷間を挟んだ
対面の斜面から眺めようと向かったが
そこはとある企業が営業する敷地となっていて
少し手前から確認
福住小学校跡地は正面の奥の方
ご覧のように炭鉱住宅が立ち並んでいた山の斜面一帯は
自然に帰ってしまっている









ここからの写真は
平成19年5月に北陵中学校跡地を目指して
花とシネマのドリームランドを訪れた時のものである









後ろに下がって
この平坦な地が校庭跡
正面に福住小学校の校舎があり
なんと左手に校庭を共用した北陵中学校の校舎があった

児童数と生徒数の激増により
中学校も小学校も新設を続けた夕張市
本当に往時の夕張の地を見たかったものである









ドリームランドの敷地の一角に並べられた椅子達とステージ
おそらく訪問の翌日 何かイベントを開催したのだろう









「しあわせの桜ともみじ」プロジェクト
平成19年から夕張市で大規模な植樹を行い 町を桜の名所とするようだ
丁度そのスタートの年に正しくその会場を訪れた

先ほどのゲートの掲示には
この「植樹会員の皆さんへ」のお詫びが書かれていた
現在はいくらか育った桜たちが 花を咲かせているのかもしれない









学校跡地からかつての夕張駅構内
その後の石炭の歴史村を眺めた風景
かなり高い位置に学校はあったようだが
住宅はさらに上まで立ち並んでいたのだろう

この地区一帯の児童数増加に伴い
夕張第二小学校から分離し開校した福住小学校であったが
その後の炭鉱閉山等により児童数減少
昭和50年3月
福住小学校・丁未小学校・夕張第二小学校統合し
新設 旭小学校が夕張第二小学校跡地に開校した





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