夕張市立北陵中学校

昭和22年5月1日開校   昭和54年3月31日閉校


平成19年5月訪問



巨大な炭鉱施設のあった旧夕張駅は山間に存在していたが
そこを挟むようにして山の部分に立ち並んでいた炭鉱住宅群
その子供達の通う中学校の一つがここにあった
辺り一帯の建物は解体され その山を昇る曲がりくねる道だけが残る
入り口も見落としてしまいそうなその道を上りきると
1994年に花とシネマのドリームランドとして整備された

小さな公園がある









公園を散策していると 奥に何かの碑が建っていた









すこし崩れかけているその碑は
「北陵中学校の碑」
下には校歌が刻まれている









裏側を確認すると閉校の年の6月3日に
北陵中学校閉校事業協賛会によって 建立されていた









訪問時はその公園で何かイベントが開催されるようであった
「しあわせの桜ともみじ記念植樹会」
将来のイメージ図によると付近炭鉱住宅跡地の斜面は
一面の桜で覆われるようだ









記念碑を背にして眺めた方向に北陵中学校の校舎は建っていた
花々が咲いていない手前の空間が校庭跡で
その向こうに校舎があった

しかも夕張の繁栄を物語るかのように
初代夕張駅前にあった夕張第二小学校の児童数増加に伴い
この福住地区の児童を受け入れるため昭和31年
写真右手に2階建ての大きな校舎を建築して
福住小学校が開校したのである
校庭は北陵中学校と共有であったようだ


その福住小学校があったことを示すものは見当たらない









石炭の歴史村となったかつての夕張駅構内
炭鉱現役時は選炭場など大きな施設があったその場所を
この跡地からは俯瞰することが出来る
往時の子供たちにはどのような風景が見えていたのだろうか

昭和54年3月閉校 東山中学校に統合された





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